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真
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読書だったり飲酒だったり。
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2013年今日は。
札幌あたりで養蜂やったり酒飲んだり本読んだりアニメ見たりしています。 SFが好きです。 今年はもうちょっと、言葉を大事にしようと思います。
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Title : それなりに、それなりに。
先日、札幌にて見てきたスロバキア映画の、かなり主観の混じったあらすじと、気になったことを。
一本目。 タイトルは、向こうの言葉で「庭」と云うらしいです。 仕立て屋さんのお父さんと、仕事もしないでぼんやり過ごしている息子。 到頭お父さんが頭に来て、息子は追い出されて、今は廃墟になっている、どうやらお父さんの生家へ一人移り住みます。 屋根にでっかく「1922」って書いてあるので、今から百年近く前に建てられた家の様です。 庭があって、リンゴの木が何本か植わっています。 柵があるにはあるんですが、時々やってくる見ず知らずの人たちはそこに誰も住んでいないと思い込んでいるらしく、割にやりたい放題。 羊の放牧したりとか(笑) そんなこんなで近所に住んでいるらしいミドル〜ハイティーンの女の子が時々遊びにやってきたり。 当然のごとく(?)息子(二十代後半から三十代半ば)は何となく手を出そうとしたりするのですが、割にはっきり拒絶されたりしてます。 それでも仲良くなって一緒に庭のリンゴでシードル作ったりして楽しそうです。 彼女はどうやら、一緒に住んでいるおばあさんに杖かなんかで殴られている様です。 しばらくしてお父さんが様子を見にやってきました。 息子が女の子を連れ込んでいるせいなのか、怒って大きなボクシンググローブ(引き出しに入っていた)をつけて、息子にもつけさせて、かかってこいと挑発しています。 しかし息子の放った一発がいい所に入ったらしく、父、あっけなく戦意喪失(笑)。 翌日、引き出しにあったバリカンで、父と息子は庭で散髪。 二人とも丸坊主…(笑) その後街へお父さんを送りにいく途中、レストランで食事。 楽しくなってきたお父さんはタンゴを踊りだし、息子はそれに合わせて歌いだし…。 椅子ごとお店の外へ運ばれる二人。ひとしきり歌って、何やら目を見交わす。 完全に和解した様です。 そうして平和で無為な時間がこのまま過ぎていくかの様でしたが、お父さんの所へ息子宛の一通の手紙が。 息子が以前行っていたらしい学校からの書類のようです。 どうやら正式に解雇か退学か…どちらにしろもう戻れなくなってしまったようです。 二人でぼんやりしながら庭で、また遊びにきている(映画の後半ではもう住み着いている様でした)女の子を眺めていると…。 ある不思議なことが起きて、父と息子は見つめ合います。 最後に何やら台詞があるのですが、まあ当然わからない。 「人生は、まあ、何があってもそうしたもんだよ」 みたいなことを勝手に脳内で補完して、映画終了。 二本目。 タイトルは解らずジマイ。 どこか田舎の村。 ツナギを着て工具箱を持った、ヒゲの男。 早朝、石畳を歩いて、ある所までくると短く口笛を吹く。 それを合図に、若く、鉛筆みたいなひょろりとしたもう一人の男が登場。 二人並んで職場へ向かう。 仕事は二人一組でトラックを運転して、土や石材等を運搬するようだ。 のっぽの方は少し、注意散漫と云うかぼんやりしている感じで、組んでいるヒゲの男に迷惑をしょっちゅうかけたり、他の同僚からも度々からかわれたりしている様子。 どうやら結構広い住居に一人暮らししているようで、何やらその土地を巡って策謀が本人の知らない所で巡らされている。 同時進行で、不倫あり、思いを寄せている教師に失恋する若者あり、と小さな村の中で悲喜交々コメディタッチに描かれていく。 のっぽの男は、何となく騙されたような形で都市へ移り住み、綺麗すぎるアパートに住み、新しいオフィスでの仕事へ向かうことになる。 しょんぼり新しい職場へ向かおうとしていたある日の朝、歩道橋を大勢のサラリーマンたちと歩いていると、懐かしい口笛が聴こえた。 慌てて下を見ると、ヒゲの相方の男が、いつもの無愛想な顔で「早く来いよ」と手振り。 のっぽは躍り上がって、人の波に逆らって、ヒゲのもとへ駆け出す。 またいつもの、早朝。田舎の村。 ヒゲがいつもの場所までくる。 短い口笛。 のっぽ飛び出してきて、歩調を合わせて二人元気よく歩き出す。 鞄が揺れるのまで全く同じタイミング。 段々小さくなる二人の背中。エンディングロールに続く音楽に合わせて、時々ステップを踏む。 映画終了。 以上、札幌で観た映画の内容をかいつまんで。 かなり端折ってます(笑) 一本目父親役の人と、二本目に登場するヒゲの男は同じ俳優さんでした。 全然違う雰囲気の役を演じ分けていて、びっくり。 向こうでは有名な方なのかも…? 映画の中で、殊更クローズアップして描かれてはいないのですが、少し食文化に触れる描写とかあって、お、と思いました。 一本目では、庭のリンゴを収穫して、手動で粉砕、果汁を搾る道具に入れている所。 その後その果汁をどうしたのか全く触れられないのですが、「ああ、シードル作るんだろうな…」と。 廃墟に保存してあったお酒を見つけ出して、主人公がぐいぐい呑むシーンがあったので。 私だったらシードル作るよ間違いなく! 二本目では、ヒゲのおっちゃんの自宅にて、野外に漆喰のベンチみたいなのが設えてあるのですが、そこに座りながら、薫製室(それも野外から出し入れ出来るようになっている、漆喰塗りの格好いい奴)から、かなり立派なソーセージを取り出して、そのままがぶりとやりながらビールを飲む、と云うシーン。 う、うらやまし…。 瓶ビールの蓋を、庭のその辺にぽいって放り捨てるのもなんか良かった(笑)。 かなり沢山転がっていることでしょう。 義母さんが、「薫製室から出してそのまま食べてるってことは、きっと先に一度茹でてあるんだろうね…」と呟いておられました。 同じようにベーコンやソーセージを作るので、やはりそこが気になるとことですよね。 あとは、のっぽが飼って可愛がっている鳩がいるのですが、それをのっぽのおばあちゃんが「晩ご飯に、今日はこれ」と云うような勢いで、無造作に首を、ポキ、とやるシーン。 義父さんの口から、「…うおっ」と思わず漏れる。 昔はよく、日本でも鶏とか一般家庭で絞めたりしてましたけどねー、私は直接観たこと無いけど…。 中々、自宅で飼っている動物を、その為に飼っているとしても、自分で絞める、と云うのはこう、結構心情的にかなりのエネルギーが必要ですね…。 おばあちゃんは全くの無造作で、野菜のいらない部分とかを取るくらいの感覚で鳩を絞めるのですが、のっぽはそれを正視出来ないでいる。 映画の後半に、彼自身の最大級に気持ちを込めた贈り物として、自ら鳩を絞めるシーンがあるのですが、そこと相まって、結構印象的でした。 あ、鳩は実際は絞められてないと思います。 フレームの外で、そう云う手つきをしている感じで、音だけで表現してました。 何か他にも注目するべきシーンがあったように思うのですが、つい、食べ物関係のことばかりに注意が…(笑) PR |
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