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女性
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読書だったり飲酒だったり。
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2013年今日は。
札幌あたりで養蜂やったり酒飲んだり本読んだりアニメ見たりしています。
SFが好きです。

今年はもうちょっと、言葉を大事にしようと思います。
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そこには、暗い森と、その先に、昏い谷があった。

気がつけば暗い森の中にいることもある。
気がつけば雲の切れ間から日の射す場所にいることもある。
でも、昏い谷にだけは足を踏み入れた事がない。
そこは辿り着く事が出来ない場所。

辿り着く事は出来ないけれど、谷からの、森を通り抜けて吹いてくる冷たい、或は熱い風に乗って、恐ろしい獣の咆哮を聞くことがある。
それを聞くと、凍り付きながら、戦きながら、でもどこかで安らぎを覚える。
私は暗い森の端に立ち尽くし、途方に暮れた子どもの様に、或は倦み疲れた老人の様に辺りをそっと窺う。
結局は獣の誘いに応じて暗い方へ足を踏み入れるが、いつまでも同じ所をぐるぐると巡っているようだ。
そして気がつけばまた、暗い森と明るい場所との境界に立ち尽くしている。
そこへ、辿り着けなかった事に、安堵を覚えつつ。

明るい場所では時に、花が咲き乱れ香しく暖かく清らかで、私を害するものは一切ないようなこともあれば、時に、雲は厚く、氷雨まじりの風は痛い程に冷たく、雷鳴が轟いて私の声の一切を掻き消してしまうこともある。
だけどどんな時でも振り向けば、変わらずそこにあり、森は暗く、谷は昏い。
差し伸ばされる手はない。
そこに存在していると云う事こそが、救いであり慰めなのだから。

暗い森と、昏い谷があった。
森に入る事は出来ても、そこから通じている筈の昏い谷には辿り着く事はできなかった。
私は途方に暮れた子どもの様な顔をして、或は倦み疲れた老人の様な顔をして、いつまでもいつまでも暗い森と明るい場所との境界に立ち尽くす。
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