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冗長なだけのブログ。
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真
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女性
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読書だったり飲酒だったり。
自己紹介:
2013年今日は。
札幌あたりで養蜂やったり酒飲んだり本読んだりアニメ見たりしています。 SFが好きです。 今年はもうちょっと、言葉を大事にしようと思います。
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Title : 第66章66節t
百足がいた。
長さは三丈にも達しようかと云う大百足。 大半の足はなくしていたが、それでも尚並の百足よりはずっと沢山の足を持っていた。 彼女は、年老いていた。 古い農家の軒下に踞り、何年も何年も長い間眠り続けた。 夢すら見ないで眠り続けた。 冬の晩。 彼女は唐突に目覚めた。 しばらくじっとしていたが、自分が空腹だと云うことにようやく気付いて、動き出した。 長い長い間、動かないでいた体は、まるで古縄のようになっていた。 彼女はゆっくりと軒下から這い出した。 後ろ半分が千切れた。 前進するたびに、足が捥げた。 少しずつ節を落とした。 彼女は気付かなかった。 荒れた農地を抜け、捨てられた里山に辿り着いた。 雪が降り出していた。 少し傾いだ橅の根本に、巣が落ちていた。 巣の中には孵らなかった卵の殻があった。 彼女は僅かに残された、死者の匂いを嗅いだ。 空腹が増しただけだった。 彼女は少し傾いだ橅の木に、登り始めた。 細い幹を締め上げるようにしながら、登り始めた。 音を立てて、足が、節が落ちた。 体のほぼ全てを失いながら、彼女は登った。 頭だけになると、空腹をようやく忘れた。 少し窪んだ枝の上で、またうとうとし始めた。 風が吹いても、目覚めることはない。 勢いを増した雪の白に、彼女の姿は掻き消された。 もう何も見えない。 PR |
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